95歳のおじいちゃんがマンションを購入したお話し

みなさんこんばんは。

『やっちん』です。

少子高齢化が進み、高齢者の数は2020年は65歳以上の方が3617万人で、日本の総人口の約28.7%となり、過去最高の更新だそうです。

不動産仲介業の仕事をしていると、高齢者のお客様とお取引するケースも増え、2020年に『やっちん』が取引した契約の約3分の1が65歳以上のお客様でした。

売主様が高齢者・買主様が高齢者・どちらも高齢者、などいろんなパターンで高齢者のお客様とお取引をしています。

目次

過去最高のご年齢!

『やっちん』が取引させていただいた中で、過去最高のご年齢の買主様を今年初めに契約をさせていただきました。

その年齢は、

95歳

です。

とは言っても、物件のお問い合わせはその娘さんからで、物件のご案内や契約~決済(引き渡し)等の段取り連絡関係はその娘さんとやり取りをさせていただきました。

ご購入の理由は、現在のお住まいが駅からバス便の山手の一戸建てで、おじいちゃんが足が悪くとても不自由な住環境でしたので、駅前のマンションに住み替えたいとのご理由でお問い合わせをいただきました。

ご家族構成は、ご夫婦(旦那様95歳、奥様80代)と娘1人(50代)の3人家族です。

意思表示は大丈夫?

ご高齢者のお客様とお取引をする際に、不動産営業マンが気を付けているのが「意思表示」です。

ご高齢者の方が不動産を取引する際に注意しないといけないのが「意思表示」で、少しでも認知症の症状が見受けられると売買契約が無効となりえるので、その際は「後見人」制度を利用しないと取引ができません。

「後見人制度とは?」

認知症,知的障害,精神障害などによって,判断する能力が欠けているのが通常の状態の方について,申立てによって,家庭裁判所が「後見開始の審判」をして,本人を援助する人として成年後見人を選任する制度です。

成年後見人は,後見開始の審判を受けた本人に代わって契約を結んだり,本人の契約を取り消したりすることができます。このように幅広い権限を持つため,後見人は,本人の財産全体をきちんと管理して,本人が日常生活に困らないように十分に配慮していかなければなりません。

引用元:裁判所

本人が「意思表示」ができない状態のまま、そのお子さん等のご家族とのやり取りだけで売買契約を進めてしまうと、最終所有権移転時に司法書士が本人の意思確認を行い、「意思表示が確認できない」となると所有権移転を行うことができず、大きなトラブルになります。

今回も上記のポイントに注意しながらお話を進めさせていただくのですが、

意思表示が確認できないっ!

状態でした ( ノД`)シクシク…

というのは、おじいちゃんが耳が遠くて、尚且つあまり言葉を発せされなかったので、自然と娘さんとの会話になるのですが、娘さんが『やっちん』がご説明した内容をおじいちゃんに大きな声で説明してくれます。

「だーかーらー! 手付金は〇〇〇万円用意しないといけないよ!」

「きーこーえーてーるー!?」

「もう1回言うよ!」

「手付金は〇〇〇万円用意しないといけないよ!!!!!」

やっと、おじいちゃんはうなずく仕草をしてくれるのですが、

「本当に購入の意思はあるのだろうか・・・」

不安な気持ちがだんだんと大きくなります・・・

おじいちゃん1人でフラッと来店

事務所で仕事をしていると、

「ピンポーン♪」とご来店された音が鳴り響き、受付事務の女性が対応をするのですが、少し時間が経ってから事務所内に受付事務の女性が入ってきて

「おじいちゃんが来店されたんですけど、営業の方の名前がわからないらしく、どなたが担当かわかりますか?」

との事。

『やっちん』のお客様ではないと思っていましたが、なんと昨日お会いしたおじいちゃんではありませんか!

おじいちゃんは足が悪く杖をついてやっと歩ける状態でしたので、1人で出歩かないだろうなと思っていましたが、話を聞いてみると、よく1人でバスを乗り継いで病院に行ったり、お買い物されるとのことで、

なにより驚いたのは、

しっかりお話しできる!

事でした。

しかしやはり耳が遠いようで、少し大きめの声量で話さないといけませんが、それでも普通に受け答えができますし、ご来店いただいた理由も

「手付金〇〇〇万円は用意できましたので」

「よろしくお願いします」

を伝えるだけにご来店いただきました。

意思表示できる!問題なし!

不安は一瞬でなくなりました♪

まとめ

以上いかがでしたでしょうか?

『やっちん』の勝手な思い込みで不安な気持ちでしたが、意思確認ができて本当に良かったです。

またまた勝手な思い込みかもわかりませんが、おそらく娘さんがお父様と話をする際に、娘さんが常にイライラした感じでお話をされていたので、

「あまり言葉を発しない」のは、おじいちゃんなりに「聞こえてるって!」「そんなにきつくしゃべらんでもいいやろ!」みたいな感じの少しの「抵抗」から、あまり言葉を発しなかったのかな?と思いました。

あくまでも推測ですけどね・・・(;´∀`)

いろんな感じの親子関係はあるかと思いますが、新しい住居で仲良く穏やかに暮らしていってほしいなーと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

◆不動産営業マンと対等に渡り合える知識を発信中 
◆40代現役不動産仲介営業マン≪賃貸仲介3年→売買仲介15年→売買仲介継続中≫
◆保有資格≪宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士≫
◆2児のパパ

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